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2007-05

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プチ・トリアノンと王妃の村里

フランス大統領選挙は、やはりサルコジ氏の勝利でしたね。
でも、ロワイヤル氏も健闘したと思います。
サルコジ氏は、
「国民の勤労意欲を高める。」
と言っているそうですが、まったくその言葉に期待したいです。
多くの国民に働く意欲を感じられないような国では
国力が衰退するばかりだと思うのです。

さて・・・
ベルサイユ宮殿での、しきたりに縛られた生活を嫌って
マリー・アントワネットが移り住んだのがこの
「プチ・トリアノン。」
トリアノンとは、もとはこの地にあった小さな村の名前だそうです。
ルイ15世が、天然痘を発症したのもここでした。
20070507220534.jpg

マリー・アントワネットの一番有名な肖像画は、
20070507214524.jpg

一番愛した場所「プチ・トリアノン」にあります。
20070507214535.jpg

音楽の部屋。
マリー・アントワネットはハープが好きでした。
(これを本人が使用したかは不明です。)
入ってみると、部屋数も少なく小さい館です。
国王のルイ16世でさえも、王妃の許可なくこの館には
入れなかったとか。
20070507214547.jpg

庭はとても広大です。
展望殿と洞窟。
革命を知らされたのは、このあたりを散歩中だったとされています。
20070507214559.jpg

そして、大湖と王妃の村里。
ノルマンディー風の藁葺き屋根の質素な家。
20070507214658.jpg

その周囲に風車小屋、納屋や搾乳場を設置。
エキストラの農民を入れて実際に農作業もさせ、
収穫したチーズや牛乳は、プチ・トリアノンの食卓に昇ったそう。
20070507214620.jpg

お天気は悪かったけど、
とってものどかで優雅な農村風景でした。
一見質素な暮らしに見えますが、
実は莫大な税金がつぎ込まれ、飢餓にあえぐ国民からの
非難が集中しました。
20070507214610.jpg

牧場にはにわとりや
20070507214635.jpg

羊が放し飼いになています。
20070507214646.jpg

ぶどう畑もありました。
20070507214708.jpg

羊が角を「カツーンカツーン」とぶつけあってけんかをしていました。
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愛の神殿。
20070507214718.jpg

愛の神殿の中のキューピットの像。
20070507214459.jpg

ここはマリー・アントワネットの故郷、
オーストリアの農村に似ているそうです。
14歳でフランスに嫁いで以来、母親に会うこともなく
故郷の土も一度も踏まず、ひとり息苦しいフランス宮廷で過ごした
マリー・アントワネット。
たぶん、寂しかったのでしょうね・・・。
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プロフィール

ローズ・マリー

Author:ローズ・マリー
2005年4月から2007年3月までパリに在住。
今年4月には主人もモスクワ単身赴任から帰国して、5年ぶりに5人と1匹の生活をスタート。
パリにいた期間より日本に帰ってからの時間のほうが長くなってしまいました。でも、パリでの思い出は今も胸の中で生き続けています。

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